表参道の入口から登り始め、途中にある3つの宿坊で休憩を取りつつ、ゆったりとつづら折りの道を歩き、46丁目の和光門にたどり着きました。

(1)整備された九十九折の登山道を・・ の続きです。
1.46丁目和光門到着
・神の領域に入ったよ
和光門は46丁目の七面山山頂の入口に立つ門です。和光門から山頂にかけては、七面大明神の神域とされています。

和光門をくぐって坂を登りつめたところに鐘楼があります。鐘は延宝3年(1675)の鋳造で、登詣した人が自由に撞けるそうです。

15:17 49丁目随身門
ついに随身門まで登ってきました。

この随身門の前には遥拝台があり、御来光を拝むことが出来ます。富士山をはじめ、身延山や鷹取山の姿を望むことができます。

随身門には、右大臣・左大臣の御神像が安置され、二間半もの大きな門です。

地面には雪が残り凍っていました。滑らないように・・・

随身門をくぐり石段を下って行きます。


2.宿坊敬慎院はどんなところ?
15:21 50丁目敬慎院 到着
敬慎院は、法華経の聖地として名高い七面山の中腹、標高約1720Ⓜに位置しています。荘厳な造りが印象的で、身延山を守護する鎮守神・七面大明神が祀られています。御開帳の時には、この七面大明神と対面することができます。


・宿坊とは
宿坊は、お寺や神社に併設された宿泊施設で、昔は参拝者が心身を清めて泊まるための場所として利用されてきました。現在では宗派や信仰に関係なく一般の人も利用でき、静かな環境で心を整えたり、日本の伝統文化に触れたりできる特別な滞在先として人気が高まっています。座禅・写経・勤行などの修行体験を通して日常の喧騒から離れ、自分と向き合う時間を持てるのが大きな魅力です。ホテルのような快適さよりも、精神的な充足感や非日常の体験を重視する人に向いており、歴史や文化を感じられる貴重な宿泊スタイルとして注目されています。
宿坊はあくまで宗教施設の一部で、一般的な宿泊施設とは異なるルールや特徴が存在します。
では、宿坊内に入ります。


赤い絨毯を進んだ先の右手にある部屋でした。添乗員さんやガイドさんも含め、ツアー全員が男女一緒で1つの部屋を使いました。この部屋で休憩したり荷物を整理したり、食事もここでします。そして寝起きもこの部屋です。

部屋に入ると、ポットとお茶、紙コップ、お菓子がありました。紙コップは、名前を書いて夕食の時も使います。

・宿坊での1日の流れ
まずは、入浴をします。シャンプー・せっけんは使えず、汗を流すのみですが、身体が温まりました。お風呂も脱衣所も狭く、4~5人ずつ交代で入りました。
宿坊は宗教施設の一部であり、宿泊もその活動の一環とされているため、一般的な宿泊施設とは違ったルールや特徴があります。ここに記されているのは、この時期の敬慎院のスケジュールで、起床や消灯の時間、お勤めなど、宿坊ならではの決まりごとがあります。

・精進料理を味わう
5時 夕食 宿坊での滞在の特徴のひとつが「精進料理」です。これは仏教の戒律に基づき、命を奪うことを避けるという考えから、肉や魚介類などの動物性食材を使わないのが基本です。とても質素でした。


ご飯とみそ汁はセルフです。


お神酒もありました。

以前泊まった伯耆大山の麓にある宿坊・観證院 山楽荘は、今の天皇陛下が皇太子時代に泊まられたこともあり、食事も豪華で、宗教施設というよりは民宿感覚で気軽に泊まれる所でした。ホテルのように快適な宿坊から、昔ながらの趣を残す宿坊まで、多くの宿坊が初心者や観光客を歓迎する体制が整えられていて選択肢も豊富です。
宿坊体験にご興味のある方は以前の記録「初めて宿坊に泊まったよ」も合わせてお読みいただけると嬉しいです。
・御開帳と夜のお勤めに参加
通常18:30~御開帳が行われますが、この日は宿泊者が多く、2回に分けて行われました。 お厨子(ずし)の扉が開いて七面大明神とご対面できる儀式です。20分ほどでしたが、寒かったです。
19:00~ 夜のお勤め 究極の寒さでした。「南無妙法蓮華経・・・」
・敬慎院名物の長巻き布団を体験し1日目終了
21:00~ 消灯 巻き布団で寝ます。じゃんけんで勝った人から好きな場所を選びました。ちなみに端は、寝ている時に掛布団が無くなって寒いそうです😆枕カバーは付いていました。

21時でストーブを消したので、とても寒かったです。フリースとダウンを着てても寒くて寝れず、カイロを出して腰のあたりに当てて寝ました。

3.2日目スタート
・朝からお勤め参加
5:30 起床
6:00~ 朝の勤行から始まります。 約1時間ほどかかるので、ご来光優先で、御焼香が終わったらその足で、本堂を出ていきました。
私たちが部屋にいない間にお布団を片付けてくれました。写真でわかるように、敷布団はせんべい、掛布団もとても薄かったです。



随身門前の広場にご来光を見に行きます。

・素晴らしい御来光
6:40頃が日の出の時間です。ご来光のために、集まってきています。

だんだん赤くなってきました

キタ~(*´▽`*)

素晴らしい御来光を拝むことが出来ました。

・質素な朝食
7:00頃~御来光から戻ったら、朝食。昨晩よりも更に質素な朝食。おかずがほとんどない味の濃い漬物類なので、ご飯(白米)が進みます。

荷物をまとめ、不要な物は部屋に置き、七面山山頂に向けて出発のため外へ。
皆がそろうまで、一の池に行ってみました。

湖面が凍ってました。

(3)七面山山頂と奥之院へ に続く