ツアー2日目、早朝に宿を出発し、淀川登山口から宮之浦岳縦走をスタート。宮之浦岳に登頂後、新高塚小屋に宿泊しました。翌朝、小屋を出発し、登山道沿いのたくさんの屋久杉を楽しみながら下り、大株歩道口に到着しました。

(4)樹齢1000年以上の屋久杉を見ながら につづきです
1.トロッコ道終点~三代杉
この木段を下り、大株歩道入口に到着しました。ここ、トロッコ道終点から私たちが歩いてきた高塚小屋までは通称「大株歩道」呼ばれていて、トロッコ道終点が大株歩道入口になっています。

屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、永田岳や翁岳など標高1000mを超える山々がそびえる山岳の島です。「大株歩道」沿いには縄文杉や大王杉といった有名な屋久杉の巨木が並び、高塚小屋で宮之浦岳へ続く宮之浦歩道に合流し、そこから先は宮之浦歩道となります。
ここで20分ほどのトイレ休憩

トロッコ道です。

トロッコ道は約8kmにわたって続き、かつては山中で伐採した木材を運び出すために使われていました。現在もし尿の搬出や救助活動のために利用されているそうです。ここからは、そのトロッコ道を歩いて下っていきます。
11:15 仁王杉

阿形だそうです。コブを拡大するとこんな感じ、荒々しく、仁王像のような風格がありますね。

まだまだ樹林の中のトロッコ道は続きます。平坦なので歩きやすいです。

背の高い切り株は、江戸時代には加工しやすいまっすぐな部分だけを使うため、足場を作って地面から少し高い位置で切っていたそうです。

11:58 三代杉
一代目の倒木の上に、二代目が育ち、二代目の切株の上に三代目が育っています。それぞれ「倒木更新」「切株更新」などと言われています。諸説あって明確ではありませんが、一代目の樹齢はおそよ1200年、二代目が1000年、三代目が350年と言われているそうです。この三代杉は、切り株に生命が宿ったもので自然の神秘を感じます。

一代目は空洞になっています。

三代杉は樹齢が350年程度なので厳密にいえば屋久杉ではなく「小杉」になります。


2.三代杉~小杉谷集落跡地
三代杉から数分の所で
12:05 ランチ休憩
ベンチやバイオトイレがあり、休憩スポットです。
大株歩道入口からガイドさんが一人先に行き、準備を整えて私たちの到着を待っていてくれました。到着するとすぐに昼食が用意されていて嬉しかったです。

何分までと決まった休憩ではなく、食事やトイレを済ませて皆の準備が整ったら「そろそろ行きましょうか」という感じで出発。これまでの休憩もそんな調子で、ゆったりしていました。たぶん40分くらいの休憩だったと思います。

休憩場所を出発すると、すぐに「楠川別れ」という看板があり、白谷雲水峡へ続く道もありますが、そのまま通り過ぎてさらに進みます。
途中、このような鉄橋を何本も渡っていきます。高所が苦手な人には少し怖いかもしれません。
トロッコ道から少し外れた場所にある絶景ポイントで、エメラルドグリーンの美しい景色が広がっています。



トロッコ道をゾロゾロ・・。

3.小杉谷集積跡地~荒川登山口
13:23 小杉谷集落跡地
小杉谷村は1923年、屋久島国有林の伐採拠点として始まり、木こりなどの労働者が家族と暮らしていました。1960年の最盛期には人口540人、郵便局や床屋、商店などもあり、小中一貫校には150人以上の子どもが通っていました。しかし資源が徐々に尽き、皆伐や高性能チェーンソーの登場で谷の木々は枯渇し、伐採事業は終わりを迎えました。1970年に伐採事務所が閉鎖され、その頃に最後の村人も村を後にしました。トロッコ道からすぐの空き地には屋根付きの休憩所があり、学校校歌や生徒や村の生活の写真が展示されています。屋久杉の伐採の歴史を感じることができます。


橋を渡ったり、苔むした森の中を歩いたりしながら進みます。

昔、屋久杉を運ぶために使われていたトロッコの機関車です。トンネルを抜けるいと、荒川登山口はもうすぐです。

14:21 荒川登山口 到着

2日目は縄文杉や仁王杉など見どころ満載のルートで、ガイドさんの説明を聞きながら、見学を楽しむことができました。
この縦走ルートは難所がないため、路線バスを使って個人で行くこともできますが、屋久島ならではの自然について案内を受けながら歩けば、より一層充実した時間を過ごせると思います。
長い道のりでしたが、2日間歩き切った達成感は格別でした。
(6)いよいよツアーは終盤 につづく