2025.11.15
2025年最後の遠征は、2泊3日で九州の日本百名山に挑戦。レンタカーで巡り、2座目には阿蘇山へ登りました。

1.阿蘇山
阿蘇山は九州の中央部、熊本県に位置し、世界有数の大きなカルデラと雄大な外輪山を誇る、「火の国」熊本の象徴的な存在です。典型的な二重式火山である阿蘇は、阿蘇五岳を中心に東西へと連なる山々を指すことが多いですが、広くは外輪山や火口原も含めた呼び名でもあります。火口原には国道や鉄道が通り、阿蘇市・高森町・南阿蘇村の3つの自治体があり、約4万人が暮らしています。
【日本百名山95座目】阿蘇山 / tabitappyさんの中岳(阿蘇山)・高岳(阿蘇山)・南岳(阿蘇山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
2.登山口とアクセス
阿蘇山と一口に言っても、噴煙をあげる中岳(1,506m)、根子岳(1,433m)、烏帽子岳(1,337m)、る杵島岳(1,326m)の山々があります。日本百名山登頂を目的に登る人は、最高峰の高岳(1,592m)を目指します。
高岳への主なルートは、砂千里ルートと仙酔峡ルート、マイナーですが行儀松ルートがあり、それぞれ特徴がありますので、自分に合ったルートを選ぶことが大切です。
・砂千里ルート
火山灰で覆われた砂千里は火星や月を思わせる絶景を味わることができます。
《古坊中登山口》古坊中駐車場 他、有料無料たくさんあり
・仙酔峡ルート
阿蘇高岳の岩尾根を直登する登りごたえのあるルートで、登山口の仙酔峡や高岳東峰では5月のミヤマキリシマの群落が有名です。
《公共交通機関》なし
・行儀松ルート
砂千里ヶ浜の手前で溶岩谷を越えるなどバラエティに富んだ登山を楽しめます。YAMAPでは破線ルートになっています。3つのルートの中で一番登山時間が長くかかります。
《公共交通機関》南阿蘇鉄道高森駅から徒歩1時間半程度で登山口へ
《行儀松登山口》山鳥地区管理駐車場 無料で4台程度
3.古坊中登山口からスタート
・古坊中登山口
私は、第一火口もできれば見学したいと思い、砂千里ルートから登りました。
阿蘇山は、利用者が多いため、たくさんの駐車場があります。砂千里ルートで中岳と高岳に登る場合、阿蘇山上駐車場を利用人が多いです。私も無料の阿蘇山上駐車場に駐車しました。県道を走って来て左側の派出所のある駐車場が無料駐車場です。右側にもトイレが設置されている広い有料駐車場があります。中岳の火口に近い無料の阿蘇山頂駐車場もありますが、駐車場自体は無料ですが、駐車場に行くまでに有料道路を通行しなければなりません。
駐車場で準備を済ませ、
8:35 しゅっぱつ!

阿蘇山上有料駐車場です。朝なのでまだガラガラです。奥に見えている建物がトイレです。たくさんあるように見えますが、実際は使用中止が多く、使用できるトイレは限られていました。

私が行った時は工事中で、登山口付近のルートが少し変わっていたかもしれませんが、有料駐車場を過ぎたあたりが登山口になります。歩道を歩いて進みます。

道なりに出発から少し歩くと、
8:43 皿山迂回分岐が見えてきます。
時間までにレンタカーを返却しなければならないので、時間短縮のために皿山を経由はせずに車道とほぼ平行に走る遊歩道を歩いて進みます。

・整備された木道を歩いて
8:59 砂千里登山口
砂千里ヶ浜への分岐点です。まっすぐ進むと第一火口方向に行けますが、右に曲がり橋を渡り、砂千里ヶ浜を左手に見ながら、砂千里ヶ浜分岐まで進みます。砂千里登山口には案内板があり、説明が書かれてました。

『【砂千里ヶ浜】阿蘇五岳の中でも高岳(海抜1592Ⓜ)に次ぐ高い山である中岳(海抜1506Ⓜ)は、頂上に7つの火口を有する活火山です。中岳は破砕した火山岩からできた細かな黒砂で覆われた砂千里ヶ浜と呼ばれる火口原(火口近くの平坦部の西側面に位置します。この一帯は高濃度の火山ガスに覆われ、植物がほとんど生育しない不毛地帯です。中岳の7つの火口の内、第一火口は青い酸性の火口湖を見物することができる世界的にも珍しい場所です。第一火口は常に火山性カスを噴出しているため、常時監視されています。火山ガス噴出に関する放送に注意しながら見学をお願いします。
第一火口以外の火口は休止期で火山岩(軽石やスコリア(ガス性の玄武岩のマグマが固まってできた岩)と溶けて固まった凝灰岩(火砕流の熱と圧力によってできた岩))で出来ています。砂千里ヶ浜と同様に火口付近は火山灰と瓦礫で覆われています。』と案内板には記載されています。

ここから砂千里ヶ浜分岐まで木道が整備されています。

中岳第4火口です
概要は、『中岳頂上の独特な形容は、繰り返し起きた噴火によって形成されました。現在、中岳には南北1㎞の範囲内に7つの火口が点在しています。第1火口、第2火口とは対照的に第4火口は近年噴火していません。』です。


砂千里は火山灰に覆われ、広々とした景色が広がっています。正面の小高い所が砂千里ヶ浜分岐です。

火山荒原は、
『中岳火口の周辺は、火口から噴出する火山ガスや、噴火活動に伴う噴石・火山灰の堆積などの影響で、植物の生育には極めて厳しい環境です。そのため、限られた種類の植物がまばらに生育する荒れ地状の土地となり、一般に「火山荒原」と呼ばれています。
中岳火口の南側に位置するこの地域の火山荒原は、一見砂漠のような砂礫地で砂千里ヶ浜(通称”砂千里“)と呼ばれています。ここには、イタドリやコイワカンスゲ・カリヤスモドキなどの植物が生育しており、現在地の周辺には、イタドリが生育する小砂丘(イタドリ塚)やコイワカンスゲが生育する小砂丘(コイワカンスゲ塚)が無数に見られ、特異な景観が広がっています。』だそうです。


砂千里ヶ浜の特徴も案内板がありました。
『砂千里ヶ浜は火山灰で覆われた火口原です。一帯には堆積した火山灰と火山弾と呼ばれる冷えた溶岩の塊が点々としています。火山弾の大きさは数㎝から数十㎝、中には直径1Ⓜを越えるものがあり、砂千里ヶ浜の荒涼とした一帯に散乱している様子を見ることが出来ます。
砂千里ヶ浜一帯は、火山岩と溶けて固まった凝灰岩で出来ています。近くにある活火山の火口から放出した火山灰や軽石の破片が砂千里ヶ浜全体に広がり、刻々と変化する景観をつくりだしています。噴火活動が始まると、この一帯は降り注ぐ火山灰で視界が極端に悪くなります。
砂千里ヶ浜は、中岳火口、噴気孔や通気口、さらには絶え間なく噴き出す硫化水素や二酸化炭素を含む多量の蒸気と火山性ガスにさらされ、植物がほとんど育成しない不毛地帯です。砂千里ヶ浜見学の際には、設置された遊歩道から出ないようにご注意ください。』

9:11 砂千里ヶ浜分岐
中岳・高岳方向に進みます。

(2) 日本百名山95座達成 につづく